
シルバー925は日常的な使用で錆びることがほとんどないため、シルバー925のアクセサリーをつけっぱなしで使用している人も多いでしょう。
しかし、変色や小傷によって見た目の美しさが変化するケースがあるため、同じデザインで長く楽しみたい場合はこまめに外して手入れすることが大切です。
この記事では、シルバー925のアクセサリーをつけっぱなしにする際の注意点や対処法を紹介します。
シルバー925のアクセサリーを検討する場合の参考としてぜひご覧ください。
シルバー925のアクセサリーはつけっぱなしでも大丈夫?
シルバー925のアクセサリーは、ほぼ錆びないという点ではつけっぱなしでも問題ありませんが、つけっぱなしにすることで以下の問題が起こる場合があります。
- 黒ずみの原因になる
- 表面に小傷がつく
シルバー925のアクセサリーはつけっぱなしにすると黒ずんだり小傷が付きやすくなったりする可能性があります。
水による変色には強い特徴がありますが、汗や皮脂が原因で黒ずみやすくなるケースがあるため、つけっぱなしにする場合でも手入れをすることが大切です。
また、つけっぱなしにすることで摩擦や接触による傷がつきやすくなるため、寝るときや激しい運動をするときは外すことが推奨されます。
シルバー925のアクセサリーをつけっぱなしにするかこまめに取り外すかは、自身がアクセサリーをどう使いたいかを優先して決めましょう。
シルバー925のアクセサリーをつけっぱなしにするときの注意点と対策
シルバー925のアクセサリーはつけっぱなしで使用することが可能ですが、以下の注意点についてしっかり対策することが必要です。
黒ずんでくる
シルバー925は基本的に錆びませんが、つけっぱなしにすると黒ずみやすくなります。
メンズアクセサリーの場合、あえて変色による味わい深さを楽しむケースがありますが、女性用のジュエリーは繊細なデザインや女性らしさを失わないために変色は避けるのが望ましいです。
つけっぱなしにすることで、空気中の成分や皮脂の成分と反応して変色しやすくなるため注意しましょう。
なお、シルバーの黒ずみは錆(酸化)ではなく硫化や塩化といった現象によるものです。
表面に細かな傷がつく
シルバー925のアクセサリーをつけっぱなしにすると、表面に細かな傷がつきやすくなります。
特に物や壁、テーブル等に接触する場面が多いリングやブレスレットは細かな傷がつきやすく、力仕事をする際は外す等、配慮が必要です。
小さな傷でも見た目に影響することがあり、ツヤや輝きを損なう可能性があります。
ネックレスは硬いものと接触しにくいため生活するなかでの傷は付きにくいですが、外した際の置き方・扱い方や保管方法などに注意しましょう。
お風呂や温泉ではアクセサリーを外す
シルバー925の変色を防ぐために、お風呂や温泉ではアクセサリーを外すことが推奨されます。
特に温泉は、含まれる硫黄成分の影響によって短時間で真っ黒になる可能性があるため、硫黄成分や温泉と同様の成分を含む入浴剤なども避けましょう。
またシルバーは熱伝導性が高く、シルバー925のアクセサリーは暑い場所で熱をもつ可能性があるため、サウナが好きな人はやけどに注意が必要です。
運動をするときはアクセサリーを外す
運動するときも、なるべくアクセサリーを外すほうがよいでしょう。
汗の影響で黒ずみや劣化を促進する可能性があるため、運動時につけっぱなしにすることはあまりおすすめしません。
またチェーンタイプのネックレスやブレスレットは、激しい運動により摩擦が生じることで小さな傷がつきやすかったり、引っ張られるような負荷がかかったりするため、外すのが望ましいです。
手洗いやお皿洗いをするときもなるべく外す
シルバー925のアクセサリーは、手洗いやお皿洗いの場合もなるべく外しましょう。
一般的なハンドソープや食器用洗剤であれば黒ずみの心配は少ないですが、含まれる成分によっては変色やダメージにつながる可能性があります。
特に、漂白剤を使用する場合や塩素系の消毒液を使用する場合は忘れずにアクセサリーを外しましょう。
また、石鹸の成分がアクセサリーに付着して残ることで劣化するケースもあるため、注意が必要です。
シルバー925は錆びにくく金属アレルギーも起こりにくい
銀(シルバー)はイオン化傾向が低く、金属アレルギーが非常に起こりにくい金属です。
しかし大変柔らかい素材のため、ジュエリーとして使用するために他の金属と混ぜて強度をあげているのが「シルバー925」という素材です。
銀(シルバー)の含有量が92.5%以上、つまり混ぜられている他の金属(割金)の割合が7.5%程度含有されていることを意味します。
この割金に入っている金属によってはアレルギーを引き起こす可能性もあるため、何が含まれているのかを確認することも重要です。
低価格のメッキ下地として利用されるニッケル、クロム、コバルト等はイオン化しやすく、汗によりイオン化して体内に入りやすいため金属アレルギーの原因金属として報告されています。
購入を検討されている方はその製品が金属アレルギーに対応した商品であることを確認されることをお勧めします。
シルバー925のつけっぱなしでアレルギーが心配なときの対処法
シルバー925のアクセサリーはアレルギーが起こりにくいのが利点ですが、心配な場合は以下の対策を行いましょう。
専用コーティング剤を使用する
シルバー925のアクセサリーは、専用のコーティング剤を使用することでアレルギー反応のリスクを低減させて使用できます。
コーティング剤は、アクセサリーの表面に塗布することで金属の表面が肌に直接触れるのを防止できるため、金属アレルギーがある人もアクセサリーの選択肢が広がります。
特に、皮膚に穴を開けるピアスはアレルギー反応が起こりやすく、使用を断念する人も多いですが、コーティング剤を用いることで着用できるようになるケースも多いです。
ただし、細いデザインや目が細かいチェーンを用いたアクセサリーは、コーティング剤を塗ることで滑らかな動きが損なわれる可能性もあるため注意しましょう。
金属アレルギー検査を受ける
シルバー925に限らず、金属アレルギー検査を受けて反応が出る金属の種類を特定することで、使用できるアクセサリーの選択が容易になります。
シルバー925は製品に含まれる素材の92.5%がシルバーですが、残りの7.5%は他の金属が含まれているため、シルバーにアレルギーがなくても金属アレルギーの症状が現れる可能性があります。
そのため、検査を受けてアレルゲンとなる金属の特定ができれば、リスクを可能なかぎり抑えたアクセサリーの選択が可能です。
金属アレルギーの検査方法はいくつかありますが、一般的には試薬を用いたパッチテストが行われます。
なかには、アレルギーではなく皮膚の乾燥や細菌感染などが原因で炎症を引き起こしているケースもあるため、一度皮膚科で検査を受けることをおすすめします。
金属アレルギーに配慮されたアイテムを選ぶ
金属アレルギーに配慮されたアクセサリーを選ぶことで、つけっぱなしによるアレルギー症状のリスクを低下させられます。
アクセサリーには金属アレルギーに配慮しコーティングが行われたものも数多くあります。
具体的には、表面にメッキやロジウムコーティング加工がされている製品や、シルバー以外の素材にアレルゲンとなる金属が含まれていない製品などがアレルギーに配慮されているといえるでしょう。
ただし、ロジウムコーティングでも低品質なものはアレルギーが起こることがあるため、高純度・高品質なコーティングを選ぶことが大切です。
特にピアスは金属アレルギーを起こしやすいアクセサリーとされているため、慎重に選びましょう。
Clementia Decorのジュエリーは、ニッケル・コバルト・クロム・スズなど、金属アレルギーを引き起こしやすい金属を一切含んでいないため、安心してご利用いただけます。
アレルギーが起こりにくいとされるK18やプラチナなどに対してアレルギー反応を起こす人もいるため、どんな金属も100%アレルギーが起こらないわけではありませんが、金属アレルギーに配慮された製品の方が安心して使い続けられます。
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高純度ロジウムを1ミクロンの薄さでコーティングすることで、最高級のプラチナ仕上げを実現しました。
金属アレルギーと変色のリスクを低減させた、美しさの持続する製品です。
アクセサリーや肌を清潔に保つ
金属アレルギーが気になる場合は、アクセサリーや肌を清潔に保つことを意識しましょう。
特に汗に含まれる塩素イオンには金属を溶かす作用があるため、アクセサリーに付着した状態にすると金属がイオン化し、アレルギー反応が起こりやすくなります。
そのため、汗をかきやすい夏は使用を控えたり特に注意して汗を拭いたりする工夫が必要です。
また、アクセサリーが触れる場所に掻き傷・擦り傷があると、細菌が繁殖してアレルギー反応が起こりやすくなる可能性があるため、触れないように配慮するか治るまで着用を避けるのが推奨されます。
シルバー925を長く綺麗に保つためのポイント
シルバー925のアクセサリーを長く綺麗に保つためには、以下の点に注意しましょう。
使用後は綺麗に拭いて空気に触れないように保管する
シルバー925のアクセサリーを使用後に保管する際は、綺麗に拭き空気に触れないようにすることが大切です。
外した後は、専用のクロスや柔らかい布を用いて表面に付着した汗や皮脂を拭って綺麗にしましょう。
また、空気の影響で変色する可能性もあるため、密閉できる容器や袋などに単体で保管するのが望ましいです。
黒ずみの対処方法
シルバー925のアクセサリーが黒ずんでしまった場合は、自宅でできる以下の対処法を試しましょう。
- 重曹(NaHCO3)または塩(Nacl)とアルミホイルを使用する
- 専用の磨きクロスやクリーナー液を使用する
- 歯磨き粉を使用する
シルバー925の黒ずみは、化学反応を利用して落とす方法と表面を磨いて落とす方法があります。
ただし、宝石や接着剤を使用しているアクセサリーの場合は、熱湯を用いることで劣化してしまう可能性があります。
またメッキ加工がされたシルバー製品に磨きクロスや歯磨き粉を使用すると、傷がつくだけではなく、アレルギーのリスクを抑える効果が薄まるケースがあるため、磨きすぎや手入れのしすぎには注意しましょう。
小傷の対処方法
シルバー925のアクセサリーに小傷がついてしまった場合は、専門店で修復を依頼しましょう。
ジュエリーショップやアクセサリー専門の修理業者などで対応が可能なため、お近くの専門店を探してみることをおすすめします。
また、アクセサリーを購入した店舗でも修復を取り扱っているケースがあるため、一度問い合わせてみましょう。
まとめ
シルバー925のアクセサリーをつけっぱなしにする場合の注意点や、品質を保つための方法を紹介しました。
シルバー925は金属アレルギーが起こりにくく、つけっぱなしで使用されるケースも多い素材ですが、黒ずみや小傷がついてしまうことがあります。
そのため、可能なかぎり外したり手入れしたりすることで美しい状態を保てる工夫をしましょう。
Clementia Decorでは、自分用・贈り物用の両方におすすめな洗練されたジュエリーを取り扱っています。
金属アレルギーを引き起こしやすいニッケル・コバルト・クロム・スズなどの素材を使用していないため、どんな方にも安心してご利用いただけます。(※すべての方にアレルギーが起こらないことを保証するものではありません。)
普段使い・特別な日を問わず日常を彩るお手伝いとしてぜひご利用ください。